2008/06/04(水)

コヒーレント考その3

カテゴリー: VOCALOID, コヒーレント考, 雑記, 音楽 — KAY @ 01:02:20

※以下コヒーレントのネタバレを含む可能性があります。未視聴の方は是非上記動画を視聴されてからご覧下さい。

今回は演出の話でもしようかと。
まず、今回は演出面で徹底的に凝ろうと思ってました。
曲作りが進むにつれ、そりゃあもう湯水のようにアイデアが湧き出てきましたね。(笑)
特に、タイトルを思い付いてからの神降臨っぷりは凄まじかったです。にゃっぽんの日記を見ると、当時のはしゃぎっぷりが伺えます。

今回は、せっかく叙述トリックというメタトリックを扱うんだから、その他の演出もメタレベルで仕込んでやろうと画策しました。
最たるものがネタバレ部分をカットしたショート版ですね。あの時点で、トリックを見破った方がいらっしゃったらその方こそ神だと思います。
動画のコメントでは「1周目で判った」といった内容のものがいくつかありますが、まあこれは仕方ないですね。^^;
そもそも叙述トリックというのは、あらかじめ「トリックが仕込まれている」というのが判るだけで、ある種のネタバレになると言われています。
ショート版をうpした時点と現在では、その点で全く状況が異なりますよね。
特に「これこれこういう聴き方をして下さいね」といった趣旨の紹介文を見て聴きに来て下さった方は。

このあたりは少し、ショート版のうpの仕方は失敗だったかなあと反省しております。
ブログや各種SNSでも全く告知せず、サムネは真っ白、動画タイトルが「オリジナル曲」でしたからね。^^;

えーと、メタレベルの演出というと、うp主コメントもそうですね。前回でも書きましたが、コメントを反転して出てくる例のメッセージです。あれはもちろん、ばれるのが前提の隠しメッセージです。

もうひとつ、これはもう……失敗だったんだか成功だったんだかよくわかんないですが、動画内で視聴者に語りかける部分ですね。
あの場面でメッセージを入れよう、というのは決まってたんですが、具体的な文言をどうするかでかなり悩みました。
頑なにリンを「キャラ」として起用するのを拒否してるKAYですが、もういっその事「もうちょっと歌わせて」的なメッセージにしてやろうかとか。
結局それはボツになってああいう形に落ち着きました。
「あざといな」という自覚はありましたし、少々煽りすぎかなとも思いましたが、まあ単なる演出だし、そういうもんなんだとノリで判っていただけるかな、と思ったのは甘かったようです。^^;
ほんと演出って難しいですね。orz

動画に関して。
当初は、絵を4枚用意する予定でした。結局仕上がったのは、二人が振り返っているカット(別々に出てきますが1枚の絵です)と3人で並んで歩いてる絵の2枚だけです。
残りの2枚はどんなのにする予定だったかというと、二人で並んでる後姿の腰から上あたりのショットと、それと同じ構図の制服バージョンです。
つまり、過去と現在で肩の距離が遠くなっているというのを絵で表現したかったんですね。
でも、曲は完成してるのに、もうこれ以上うpを遅らせたくないと思って泣く泣く削りました。
前半部分が非常に寂しい事になってるのはそういう理由です。^^;

あと、今回これだけはどうしても言っておきたかったんですが、コヒーレントは曲のみで完結する作品です。
そういう風に意識して作ったので。
動画が無くても歌詞の叙述トリックは機能しますし、Phase Bに移行する際の無音部分も、動画に合わせて尺を調節するなどといった事は一切してません。
音楽単品で聴いた場合に、どの程度長く尺を取れば「あ、もう終わったんだな」と思わせられるか。どの程度短ければ再生を止めてしまわれる前に曲が再開できるか。それのみを念頭に置いて長さを吟味しました。

もちろん、映像部分が単なるおまけである、とは言いませんが、やはりKAYが一番聴いて欲しいのは曲なので。

うーん今回はこの辺にしとくか。
あ、最後のクレジットに出てくる「きぃ」なる人物ですが、ギターの打ち込みの際にいくつかアドバイスを貰いました。ギタリストです。
指の動かし方によって、各弦のミュートのタイミングがどう変わるかとか……他にもいろいろ。スペシャルサンクス、きぃ。

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