2012/06/09(土)

「この大空に、翼をひろげて」感想 このエントリをはてなブックマークに追加 

Filed under: ゲーム,ゲーム感想 — KAY @ 17:27:01

お久しぶりです。
やー、久しぶりにエロゲでボロ泣きしたので、感想でも垂れ流したいなと。

もうね、チョー泣いた。マキシシングルも買って、それ聴きながらまた泣いてたし。Precious Wingでティッシュ4枚消費したしな。(実話)
エロゲで、ここまでの王道青春モノって実はあんまり無かったんじゃなかろーか? 俺が知らんだけか?

ちなみにこれ、ネタバレ感想になりますので、プレイ予定の方はご注意を!

まず、苦言を呈したいところを。
このゲーム、複数ライター起用なんですよねー。キャラ萌えメインのゲームならまだしも、こういうシナリオ重視のゲームでそれはまずいと個人的には思うんだけど……最近の主流なんですかね?
案の定、複数ライター起用のダメな部分が思いっ切り出ちゃってましたよ……。
亜紗・依瑠ルートとあげはルートは「本編」とは関係ないと考えるべきでしょう。
正直、この2つのルートに関しては冷静な判断で評価出来ている自信がありません。
小鳥ルート、天音ルートという「本編」があるせいで、どうしてもそこからの相対的な評価になってしまいます。
もしこれが、全く別のキャラ萌えゲーの一ルートだったらまた違う感想になっていたかも。判らんけど。

■亜紗・依瑠ルート
一点、気になったのは、小鳥ルートでの小鳥の「空に恋してる」発言を思いっ切り笑ってた碧くんが、双子ルートでは堂々と「空に惚れてる」発言をしてた事。
こういう矛盾も、複数ライター起用の欠点のひとつですよねー。

■あげはルート
「夏のロケット」っていうロケット物の小説があるんですが、あれを思い出しました。この疎外感。
部員には一切の説明なく、最後までずっとあげはひとりで動きまわってて、部活物なのに、団結もくそもない。
あげは以外の部活メンバー置いてけぼり。プレイヤーも置いてけぼりなので、全く熱くなれない。共感出来ない。碧くんがムカついてる描写には共感しましたが。(笑)
過去のトラウマとやらもよく判らなかった。過去のトラウマと、部員に内緒で動きまわる事や告白の返事をしない事が結びつかない。碧くんはあれで納得してましたけど。

告白といえば、2回も振られてましたね。
子供の頃の告白も2度目の告白も、「好きだけど振った」じゃないですよねあの理由は。
「今の私にはあなたより大切なものがあるので付き合えませんごめんなさい」です。完膚なきまでに振られてる。
なんでエロゲでまで女の子に振られなきゃいけないんだよ……夢をくれよ……。

ところで、あげはが小鳥に呼び出されるシーンは別ルートのシーンだっけ? あの時碧くんは、あげはが誰かに告られて、それをOKしたと思い込んでるんだよね。その後何のフォローもなかったと思うんだけど……よく覚えてない……。

あと、このルートでマー坊が多少活躍したりするのかなと思ったんですが、空気でした。

小鳥ルート、天音ルートに言及する前に、音楽に関してもちょっと触れておこう。
非常に良かったと思います。
ケルティック主体のBGMが、夏の雰囲気に非常にマッチしてました。
というか、KAYがこのゲームを買ったきっかけが、オフィシャルサイトのFLASHで流れているあのバグパイプに惹かれたからなわけで。
ただ、ほんの一部ですが、BGMの使い方でいくつか、このシーンはそうじゃねーだろ! と思う部分が見受けられましたね。ほんの少しですが。
BGMの指定は誰がやったんだろうね。こういうのはやっぱ監督(ディレクター)かな? まあ、この辺のセンスは好みの問題もあるだろうし、あんまり言うのもアレですけど。
基本的にはそういったBGMの指定も含めて、いい演出だったと思います。

■小鳥ルート
一番最初にプレイしました。
ボロ泣きしました。(その後、天音ルートでさらにやられる事になるが)
小鳥ルートは2周プレイしました。
王道オブ王道。そして、物語として、奇跡的に美しい構成でした。
紙飛行機や自転車といった小道具がしっかり伏線として後半に活きてくる。こういうカタルシスって必要ですよね。
なんというか、少女漫画。碧くん、王子様だなーと思ったら小鳥も「私の王子様」とか言っててわろた。KAYはこういう主人公が大好きです。

羽々音小鳥かわいい。
正直、小鳥に対する最初の印象は、あんまり良くなかったんですよ。だってあの子、会ったばかりなのにやたらと攻撃的だったでしょ。碧くん何もしてないのに、何なんだこいつはとか思ってた。
しかしまあ、小鳥が抱えていたものを想像出来るようになれば、それも自然と許せるというものです。いや、違います。それは後付けの理由です。好きになってしまったので、全部許します。

このゲーム、悪役は居るけど、「悪い人」は基本的にひとりも出てこないんですよね。小鳥のお父さんも、ポジションは憎まれ役だけど、基本的には良い人だし、あのラスボス飛岡ですらそう。
悲しい事があって、同じ過ちを犯す事を恐れてるだけの人たちです。
これはライターさんも、意識してそういう設定で人物を配置したんじゃないかなあ……。

あとあれ、自転車で追いかけながら小鳥の名前を叫ぶシーンで、また「なんで主人公にボイス無いんだよ……」って思っちゃった……ダメだよね……こういうシナリオゲーで主人公だけ声抜くのって……。どういう理由で声当ててないんだか、もう意味判んない。単に「慣例だから」やってるだけとしか思えない。主人公の声を抜けば、それでプレイヤーの没入度が上がるとでも? ご冗談を。
エロシーンで男の声があるとキツいからってのが恐らく有力な理由だと思われますが、それだったら設定でエロシーンのみボイス無しに出来るようにすればいい。確か過去にそういうエロゲあったよ?

告白は空の上でやるんだろうなーと思ったら案の定空の上でしたね。よくやった。ただ、小鳥が自分から告白出来ないのなんか判りきってるんだから、もうちょい早く碧くんの方から動いても良かったんじゃねーの? と。まあいいですけど。夏ゲーだから、夏の間しかお話回せないもんね。冬服の立ち絵まで用意してたらコスト掛かるしね。
でも、小鳥がラブレターを貰うまで自分の気持に気付かないのはちょっと鈍感すぎますよー。そこはちょっと不満かな。
あと、碧くんの事は最後まで「碧くん」と呼んでいてほしかった。最後まで「碧くん」と呼んでいてほしかった。2回言いました。

■天音ルート
雲のむこう、約束の場所」←本当のタイトル
個人的には、イスカにもうちょっとスポットを当ててほしかったかも。
というか、イスカに雲の廻廊を渡らせてやりたかった。
イスカルート欲しいよね。全部クリアした時点で、タイトル画面に戻ったらあのモーニンググローリーの絵とともにメニューの項目が1個増えてイスカルートが出現してたら真の神ゲーだった。ちょっと演出がKeyのパクりっぽいけど。
あ、イスカルートと言ってももちろん、碧くんと恋仲になっちゃ駄目ですよ! そこはイスカとともにあんちゃんにも頑張ってもらう。
というわけで、以下妄想。小鳥、天音、イスカにモーニンググローリーを渡らせつつ、このお話を「一本道で」きれいにまとめるにはどうすればいいか。

3人を飛ばすには、複座式のグライダーが最低2機は必要なわけですよ。モーニンググローリーが2回発生すれば問題ないんですが、ちょっとそれはご都合主義すぎるかなと……。
再開発の影響で、モーニンググローリーが発生しやすくなった、という追加設定もありといえばありかな、とも考えましたが。物語として、あんまり美しくなさそう。
じゃあどうするか。
ポイントは2点だと思う。
まず、あんちゃんが、1年前の出来損ないが発生するより前にイスカの元に辿り着く事。
そして、グライダーが一旦奪われてしまう事。
あと補足として、亜紗と依瑠が4月からソアリング同好会に入ってドックを提供してくれてたら言う事無いかな。

1年前の時点でイスカのそばにあんちゃんが居れば、偶然に頼る事なく、グライダーを飛ばすところをイスカに見せてやれるし、そこから約半年で回復したという事は、残り半年で飛行訓練をしてイスカがグライダーの勘を取り戻す事も出来るはず。
その後、グライダーが没収されてしまえば、2機目のグライダーを作る動機に繋がる。

イスカの家庭の事情や飛岡の手紙など、懸念事項もいくつかあるけれど、ここまで状況が揃えば後はどうにでもなるでしょう。
碧、小鳥、あげは、双子チームと、天音、イスカ、あんちゃんチームに分かれて和気あいあいと競いあってグライダー製作をするとか、想像するだに震える展開。亜紗と依瑠はひとりずつ両チームに分かれても面白いね。
2号機はやっぱ現部活チームかな。天音がヘソクリを使って強引に1号機を買い取り、イスカとあんちゃんを交えて今度こそグライダーを完成させる……と。

飛ぶのはもちろん、
1号機:天音、イスカ
2号機:碧、小鳥

どうだろう?
この流れでやってくれるなら、アニメ化しても許す。

コメント(0)

No comments yet.

トラックバック(1)

  1. ピンバック by この大空に、翼をひろげて - タイトル別エロゲ情報まとめ — 2014/05/20(火) @ 21:05:57

    […] 何もない場所 » 「この大空に、翼をひろげて」感想 […]

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment